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嗚呼、きっとこの音こそが神経が磨耗していく音なのですね。
(パソコンのディスプレイの遥かに向こう、在らぬ方を見つめながら)
何だかんだでもう年末です。
年賀状であるとか、大掃除であるとかはまだ済んでいません。
というか、この大掃除という仕事が曲者でして。
嫌が応にも、自分がヲの字であるということを強烈に再認識させられる行事ですから。
まぁ、ヲの字であることに然程嫌悪は抱いてはおりませんが、余りにも余りな物証を
突きつけられると醒めてはならない部分まで醒めてしまうのが人間というもので。
詰まる所、私が大掃除が嫌いなのはゲシュタルト崩壊を未然に阻止する為の自己防衛
措置であるという理解で良いかと思いますよ、ええ。
……下らないこと言ってないで、掃除します。