病院と信仰

 今日は病院の日。
 朝早くから電車に揺られて南進。
 家から出るだけで吐きそうになるも、我慢我慢。

 病院はとても人が多くて、疲れる。憑かれる。
 みんな、病院に来れば辛い自分の状況が改善すると思ってるから必死。

 中国産野菜とかもそうだけど、人間のニュートラルな状態はゆっくりと死に向かっているのに、何となく病院にいくと治してくれるだろうという病院信仰は凄いと思う。
 まるで、RPGの状態異常でも治すみたいに、「この薬を飲んだら毒状態が治る」とかじゃあるまいに。
 一分一秒ずつ細胞が交代しながら全体として死に向かうシステムとしての自己の状態をなるべく最善に保とうとするのは良いけれど、あたかも状態異常を避け続けることが不老不死に繋がるかのような錯覚に満ちている気がして、今の世の中は怖ろしい。
 と、病院という神殿に行って思いました。
 睡眠薬ウマー。