Cさんと連れ立って神戸私立博物館に大英帝国博物館展を見に行く。
テーマは古代ギリシャの彫刻など。
今ある西洋文明の源流の過半があの時代のあの場所で産み出されたことに驚きを禁じ得ない。
博学なCさんの解説でギリシャの彫刻を見て回れたので大変に面白かった。
(途中からCさんが筋肉の話しかしなくなったのは気のせいかと思われる)


ギリシャは日本と似て多神教文化に属するが、神像の文化を仏教伝来まで持てなかった日本との違いはどこから生まれたのだろうか。
難しい問題である。


神戸祭りを冷やかしたあと、県立美術館でカンディンスキー展も見る。
絵そのものよりも描いた人の背景が気になるのは悪い癖である。


大阪に戻ってドイツ料理に舌鼓を打つ。
料理は美味しいし、クルンバッハやレーベンブロイなんかのビールも豊富で、中々に忘れがたい晩餐になった。


アカデミックな休日というのも実に良いものですな。