昼飯を食いに出て取引先様に見つかるなど。
気の重い日は何をしても裏目に出るものである。
仕事の話はしないと言いながらもしっかり仕事の話しかしない。
もっと気楽にやれば良いのに。


「暑くなると辛いものが食べたくなるのはホモ・サピエンスにとって極めてア・プリオリの反応であり、一種の生理現象であるとさえ言える」
なんてことはないのだけれども、辛いものには抗いがたい魅力があるのは事実である。
だから今日は麻婆豆腐を食べた。
豆腐だけでは寂しいので、ライスも頼む。
蓮華で掬ってアツアツの所を放り込むと、辛さと暑さで口の中がとても嬉しい具合になる。
白いご飯とも絶妙なコンビネーションで・・・ と、そこで気がついた。


これって麻婆丼じゃない?メニューを見返すと確かに麻婆丼も載っている。
しかも、バラバラに頼むよりも安い。




取引先さんとさんざん爆笑して別れた。
蝉はまだ、鳴いていないが、夏はもうすぐだ。