義経


 言わずと知れたNHK大河ドラマです。
 前年の『新選組!』で散々「大河ドラマじゃない!」と突っ込まれたのに
 懲りたのか、正統派大河ドラマを目指しているという意気が感じられます。
 が……
 今週分までを見る限りでは、どうも今回の『義経』は、
 「義経と平家の人の心の交流と葛藤」を中盤までの主題に据えたいようなのです。
 これはこれで構わないのですが、僅かに四週で京都は五条大橋での弁慶との
 邂逅にまで持っていくという荒業が、果たして今の時代劇離れが進んだ状況に
 マッチするのかは、疑問です。
 あと、タッキー演技堅過ぎ。
 子役の神木隆之介君が中々の演技を見せてくれていただけに、残念です。
 (どうでもいいけれど、神木隆之介君を見ていると何故か『風姿花伝』を
  思い出します)
 ともかく、頑張って欲しいところです。