海上警備行動の発令について
今回、防衛庁は海上警備行動を発令しました。
海底資源の問題等を抱える現状においては、私は今回の発令は問題ないと
思います。また、常任理事国入りを目指している国が、自国領において司法権
と領事裁判権をまともに行使できないというのは、(常任理事国入りが良いこと
であるか否かは別として)問題であると思います。
今回の海上警備行動の発令は「平和憲法」に抵触するかと問われれば、抵触する
と思います。しかし、「海上警備行動」というオプションが選択に含まれるので
あれば、行政が取り得るオプションとしてはベターなものであるとも考えます。
問題なのは自衛隊という存在の矛盾であって、この矛盾に対する議論はタブー視
されるべきではないでしょう。