靖国問題に関する一考察
今回の小泉首相の靖国参拝は、幾つかの問題を孕んでいると思います。
それらの問題を整理してみます。
公人、私人を区別することによって首相は謗りを免れようとしているようですが、現実問題と
して首相の参拝が宗教団体としての靖国神社に大きな利益となっているのは事実であり、政教分
離の観点からは好ましくないと言えると思います。
私は政治家の信教の自由を阻害しようという気はありませんが、公職に在る者は常にその立ち
居振舞いの影響については考慮すべきであると思っています。その意味で今回の首相の参拝は軽
率だと思います。
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- 司法権の独立
小泉首相による靖国神社への参拝が違憲であるということは既に裁判所によって判決が下って
います。このことについて小泉首相が無視すると言うことはモンテスキュー以来の三権分立の精
神に対する明らかな挑戦であり、司法権の独立を無視する所業だと思います。
国外的な問題については、敢えて書きません。相互不理解の現状を打破しない限り、何をして
も無駄であるというのが私の率直な意見です。
*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「佐々木弾正少弼」が書きました。