大河ドラマ『功名が辻』



昨日(1月8日)から、新しい大河ドラマが始まりました。
功名が辻
司馬遼太郎原作を持ってくる辺り、手堅い感じがします。
大河ドラマは公開される2年前に題目が決まるようですので、
功名が辻』は『武蔵』か『新撰組!!』の放映時期に
選ばれたということになります。


『武蔵』は何だかあんまり面白くなく、
新撰組!!』は三谷幸喜脚本で(私を含めた)一部には評価されましたが
大河ドラマらしくない」という評価も多かったようです。
どちらの時期に決まったにせよ、実にNHKらしい、
「困ったら司馬遼太郎かな」みたいな思惑が透けて見えます。


さて、肝心の中身ですが。
一話を見た感じでは、かなり手堅い感じです。
前回の『義経』の滝沢くんはかなり演技がアレだったのですが、
今回はベテラン・中堅の役者をかなり配していて、画面に落ち着きがあります。
……しかし、問題は、落ち着き過ぎていることなのです。


今回は桶狭間の合戦だったわけですが、
織田信長館ひろし
木下藤吉郎柄本明
この両名を筆頭に、実際のこの当時の年齢よりも歳をとった役者がゴロゴロ。
画面にしまりがあって演技も上手いものの、どうにもこうにも。
何とも華の無い第一回となってしまいました。




NHKさんも、もう少し若い役者を育てることに貢献すべきだと思います。