ソニー「QRIO」新規開発を中止(ITmediaニュース)




ソニーは1月26日、2足歩行型ロボット「QRIO」の新規開発を中止することを明らかにした。QRIOで培った人工知能の研究開発は継続し、「コンシューマーエレクトロニクス分野で有効活用する」としている。



AIBOに続き、QRIOまで開発中止とは……
全世界的に見ればロボット産業は好調で、漸く採算の取れそうな事業も出てきた矢先にこういった決定がなされること自体、残念でなりません。
日本のロボット開発の強みであり最大の弱みでもある、「鉄腕アトムが創りたい」という想いが、十年二十年のスパンでは採算の取れる見込の無い二足歩行ロボット開発を推し進めてきたというのに、折角ここまで来て断念とは。


筑波大学ロボットスーツを開発するなど、日本のロボット技術は実用面の方でも中々に有望な技術を得始めています。そもそもが役に立つことを目的として開発しているアメリカには軍事転用可能なロボットなどの面で大きく水をあけられているものの、総合力では十分に国際的に通用するものを持っていると思います。
その技術力はロボット産業の裾野の広さに裏付けられているものであり、世界的な大企業であるソニーが撤退するのは、なんと言うか、勿体無い。


鉄腕アトムドラえもんガンダムパトレイバー……
ロボット開発の原動力としての漫画、アニメには是非とももっと頑張ってもらい、将来のロボット技術者育成に一役買ってもらいたいものです。